多くの女性が日々の生活に取り入れているヨガですが、その中でも一番メジャーなヨガとして有名なのが「ハタヨガ」です。
ヨガをやっている人や、ヨガに興味があり調べたことがあるという人であれば知っているという人も多いはです。
現代ヨガのルーツともいえる「ハタヨガ」は、身体的にも精神的にも良い効果を期待できるため、ぜひ習得していきたいヨガスタイルだと言えます。
この記事では、そんな「ハタヨガとはどんなヨガでどのような効果が期待できるのか?」という疑問について詳しく解説していきたいと思います。
【ハタヨガとは?】
まずは「ハタヨガ」という名前から解説していきましょう。
サンスクリット語で太陽を意味する「ha(ハ)」と、月を意味する「tha(タ)」という言葉を取り入れて「ハタヨガ」という名称になりました。
要するに「陰と陽」「精神と肉体」といった逆の意味を持つものの対比として解釈するということです。
紀元前から存在するといった説もありますが、有力なのがおよそ10世紀から13世紀ころからインドで広まったという説があります。
ハタヨガに関して詳しく書かれた経典と言われる書物が誕生したのが15世紀~16世紀ころなので、ハタヨガ自体の歴史もそこまで遠い昔というわけではないのです。
「アイアンガーヨガ」や「アシュタンガヨガ」「インテグラルヨガ」「ホットヨガ」といった現代ヨガのほとんどは、このハタヨガから派生したヨガだと言われています。
こういった様々なヨガを総称して「ハタヨガ」と呼ぶこともあります。
【ハタヨガのポーズ(アーサナ)】
ハタヨガの存在により、「ヨガ=様々なポーズを取る」というイメージが定着していきました。
ヨガのポーズには、「アーサナ」という呼び名があり、ハタヨガには様々なアーサナが存在します。
・英雄のポーズ
・頭立ちのポーズ
・ねじりのポーズ
・鋤(すき)のポーズ
・子供のポーズ
・木のポーズ
・三角のポーズ
・山のポーズ
ここで挙げたポーズはほんの一例にすぎず、初心者でもできるポーズから中級者や上級者向けのポーズまで実に様々なポーズが存在します。
【ハタヨガの呼吸法】
ハタヨガは単純に様々なポーズを取るだけではありません。
様々なポーズを行いながら、ヨガ特有の呼吸法を同時に行っていきます。
ヨガの呼吸法は、「プラーナヤーマ」と呼ばれていて、その呼吸法にも種類があります。
ハタヨガは基本的には「腹式呼吸」を行います。
息を吸う際にお腹を膨らませ、吐く際にお腹を凹ませるようにして呼吸をしていきます。
また、通常の腹式呼吸の他にも、片方の鼻を交互に使い呼吸をする「片鼻呼吸法(ナディショーダナ)」や、呼吸を短く力強く行っていく「カパラバディ呼吸法」、口から吸って鼻から吐く「シータリー呼吸法」などもあります。
身体を動かすことで交感神経を高め、深い呼吸によって副交感神経を優位にしていきます。
このバランスを意識しながらヨガを行っていくことで、自律神経を整えることができるのです。
【ハタヨガにはどんな効果がある?】
ハタヨガはヨガの知識や経験によって行うレベルを変えることができるので、自分に合ったヨガを行えるといったメリットがあります。
ハタヨガを行うこと得られる効果は以下の通り。
・柔軟性の向上
・バランス感覚の向上
・血圧の安定
・ストレス軽減
・腰痛予防
・自律神経を整える
忙しく暮らす現代人にとってありがたい効果ばかりなので、ハタヨガを習慣化させることができれば精神的にも肉体的にもメリットを得ることができるのです。
【まとめ】
今回は、「ハタヨガとはどんなヨガでどのような効果が期待できるのか?」という疑問について解説してきました。
・様々なヨガを総称して「ハタヨガ」と呼ぶ
・様々なポーズ(アースナ)と呼吸法(プラーナヤーマ)を行う
・柔軟性やバランス感覚、ストレス軽減、自律神経を整えるといった効果が期待できる
こういったハタヨガの特徴をしっかりと理解して、実際にヨガスクールなどで実践していけば、少しずつ心も体も健康にしていくことができるでしょう。
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