世の中には様々な健康法が存在しますが、似たようなものも結構多かったりします。
ヨガとピラティスもそんな似ているものの一つです。
「ヨガとピラティスの違いって何ですか?」と聞いて正確に答えられる人はかなり少ないのではないでしょうか?
この記事では、そんな「ヨガとピラティスの違い」について詳しく解説していきたいと思います。
【ヨガとピラティスの違い】
ヨガとピラティスの違いを簡潔に言うと、「ヨガは心と体を安定した状態にするもの」で、「ピラティスは身体に負担を掛けずに筋肉を付けるもの」となります。
服装やポーズなど、かなり類似しているので、知識のない人が見てもどちらを行っているのかが判断できないくらいです。
それでは、双方の具体的な起源や特徴について解説してみましょう。
・ヨガ
ヨガは古代インドの男性が仏教などの修行を目的として作ったと言われるもので、当初は「アーサナ」と言われる座りポーズをしながら瞑想を行うスタイルでしたが、徐々にいろいろなポーズが使われるようになっていきました。
近年では、ダイエットや柔らかい体作りを目的とした女性が多いヨガですが、本質的には「呼吸法と瞑想により心と体を繋げ、苦痛から解放される」という目的があります。
しかし、現代ではそれほど凝り固まった考えはあまりなく、「ホットヨガ」や「ハタヨガ」「パワーヨガ」「シュタンガヨガ」といったように、様々なタイプのヨガが人気となっているので、自分に合ったヨガを楽しむことができるのです。
「柔軟な体を作れる」「姿勢が良くなる」、「脂肪の付きにくい体になれる」、「ストレスの緩和」というように、現代人にとってありがたい効果ばかりを得られるので、日本に限らず世界でもブームが過熱しているのです。
世界規模では、約3億人という多くの人が日常的にヨガを行っていると言われており、日本でも1,000万人が生活に取り入れているのです。
もはや世界でもスタンダードな健康法と言えるかもしれません。
・ピラティス
ピラティスは、元々ドイツ人のジョセフ・ピラティスが自分自身の虚弱体質の改善を目的として作った健康法で、その後戦争による負傷者などが寝たまま行えるリハビリへと変化していきました。
その後ピラティスがアメリカに渡り、ニューヨークを中心に広まっていったことで現在のようなスタイルが確立されていったのです。
柔らかく強い筋肉を付けることはもちろん、骨盤や背骨、骨格のゆがみなどを正すことにも長けているので、健康な体を手に入れたいという人にはおすすめです。
他にも基礎代謝を上げてダイエットをしたいという人や、ストレス発散をしたいという人にもピラティスはおすすめです。
世界規模では、約1,700万人がピラティスを日常的に行っていると言われており、スクールやスタジオも増加傾向にある為、今後もピラティス人口は増えていくことが予想されています。
【ヨガとピラティスでは呼吸法も違う】
ヨガとピラティスは、その起源や目的が違うだけでなく、実際に行う際の「呼吸法」も違っています。
ヨガの呼吸法と言えば、「腹式呼吸」が基本となり、ヨガでは「プラーナーヤーマ」と呼ばれています。
これは、「副交感神経」を優位にさせる為に有効な呼吸法だと言えます。
基本的には、「鼻から吸って鼻から吐く」という呼吸の仕方で、息を吸う時はお腹を膨らませて、吐くときにはお腹を凹ませるようにして呼吸を行っていきます。
どちらの動作もゆっくりと時間を掛けて行うことがポイントです。
このヨガの呼吸法に対して、ピラティスは「鼻から吸って口から吐く」という呼吸法になります。
肋骨を広げるようなイメージで息を吸い込み、広げた肋骨を閉じるようなイメージで口から息を吐いていきます。
胸式呼吸と腹式呼吸の良いところを合わせた呼吸法と言え、「ラテラル呼吸法」とも呼ばれています。
【まとめ】
今回は、ヨガとピラティスの違いについて解説してきました。
ヨガとピラティスは、一見すると非常に似ている健康法に思えますが、その起源や効果、呼吸法といった内容もかなり違いがあります。
どちらの健康法も、しっかりと習得すれば確実に心と体に良い影響を与えるので、ぜひ興味を持った人は試してみていただければと思います。
JR加古川駅徒歩3分
Mi Crew Yoga Programとは、ミークルーダンススタジオが地域の皆様へお届けする本格派のヨガレッスンプログラムです。ヨガ・ピラティス・ズンバ・ダンスなど、ジャンル別・強度別に豊富なレッスンを取り揃えています。
加古川を中心とする経験豊富なインストラクターによる質の高いレッスンと快適な施設環境で、未経験の方から経験者の方までお楽しみいただけます。
Comments